後漢末期から三国時代にかけて、中国大陸を舞台に繰り広げられた壮大な歴史物語。 曹操、劉備、孫権を中心とした英雄たちの生き様を探求します。
「治世の能臣、乱世の奸雄」と評された曹操。詩人としての才能も併せ持ち、文武両道の英傑として後世に名を残しました。官渡の戦いで袁紹を破り、華北統一の基礎を築きました。
漢室の末裔として仁義を重んじ、関羽・張飛と桃園の誓いを結んだ劉備。諸葛亮を軍師に迎え、益州を拠点に蜀漢を建国。民衆に慕われる理想の君主像を体現しました。
臥龍と称された天才軍師。三顧の礼で劉備に仕え、天下三分の計を立案。蜀漢の大黒柱として活躍し、五丈原で生涯を閉じるまで忠義を貫いた。
曹操率いる80万の大軍に対し、孫権・劉備連合軍が火攻めで勝利。この戦いにより、天下三分の基礎が確立されました。周瑜と諸葛亮の智謀が光る、三国志最大の見せ場です。
曹操と袁紹による華北の覇権を賭けた決戦。兵力で劣る曹操が、烏巣の兵糧庫を急襲して勝利を収めました。この勝利により、曹操は中原統一への道を開きました。
諸葛亮最後の北伐。司馬懿との対峙の末、諸葛亮は陣中で病没。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の故事を残した。
圧倒的劣勢の状況で、あえて城門を開け放ち敵に罠があると錯覚させる心理戦術。諸葛亮が司馬懿を退けた伝説の計略として有名です。
複数の計略を連続して用いる高度な戦術。董卓と呂布の間を貂蝉を使って離間させた王允の計略が有名です。
美女の魅力で敵の君主や重臣を惑わし、政治的判断力を失わせる計略。貂蝉による董卓・呂布離間工作が最も有名です。
劉備・関羽・張飛の三人が義兄弟の契りを結んだ故事。「生まれた日は違えども、死ぬときは同じ日同じ時を願う」という誓いは、友情の象徴として語り継がれています。
劉備が諸葛亮を軍師として迎えるため、三度も草廬を訪れた故事。礼を尽くして賢者を招く姿勢の模範とされています。
「呉下の阿蒙にあらず」の故事で有名な呂蒙の変身譚。孫権の勧めで学問に励み、魯粛を驚かせるほどの知識人に成長した感動的なエピソード。
三国志最速の名馬。呂布の愛馬として有名で、一日に千里を走ると言われた。後に関羽に与えられ、主と共に戦場を駆け抜けた伝説の馬。
関羽の愛用した大刀。重さ82斤(約40kg)の巨大な薙刀で、刃が半月の形をしていることから偃月刀と呼ばれた。関羽の象徴的な武器。
王允から曹操に贈られたとされる宝刀。董卓暗殺を企てた曹操が、計画失敗の際に献上品と偽って難を逃れた逸話で有名。北斗七星の紋様を持つ伝説の名刀。