建安13年（208年）、曹操の南征により新野を追われた劉備が長坂で追撃を受けた戦い。趙雲が阿斗（劉禅）を救出し、張飛が長坂橋で曹軍を阻止した英雄譚として知られる。三国志演義で最も劇的に描かれた名場面の一つ。

建安5年（200年）、河南省官渡で曹操と袁紹が激突した華北の覇権を賭けた戦い。兵力で圧倒的に劣る曹操が、奇襲と内応により袁紹の大軍を撃破し、中原統一への道を開いた。

初平2年（191年）、反董卓連合軍が虎牢関で董卓軍と激突した戦い。「人中の呂布、馬中の赤兎」と謳われた呂布の武勇と、劉備・関羽・張飛の三兄弟が共闘した「三英戦呂布」の名場面で知られる。群雄割拠時代の幕開けを象徴する戦い。

建安13年（208年）冬、長江の赤壁で繰り広げられた三国時代最大の戦い。孫権・劉備連合軍が曹操の大軍を火攻めで撃破し、魏・呉・蜀の三国鼎立の基礎を築いた歴史的戦役。

建興12年（234年）、諸葛亮が生涯最後の北伐で司馬懿と対峙した戦い。五丈原で病に倒れた諸葛亮の死により、蜀漢の北伐は終焉を迎え、三国の均衡が崩れ始めた。

西暦184年、張角率いる太平道信徒による全国規模の大反乱。36万の信徒が一斉蜂起し、後漢王朝の根幹を揺るがした。この反乱により群雄割拠の時代が始まり、三国時代の幕開けとなった歴史的転換点。