兵法・計略

三国時代の軍事戦略と計略

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連環の計 - 複数の計略を巧妙に連鎖させる究極の兵法

兵法三十六計の第35計。複数の計略を連鎖的に組み合わせることで、単独では不可能な大きな効果を生み出す高度な戦術。三国志演義では王允・貂蝉の美女連環の計と、赤壁の戦いでの船を鎖でつなぐ計が有名。

反間計 - 敵のスパイを逆利用する諜報戦術

兵法三十六計の第33計(離間の計と同系)。敵の間者(スパイ)を発見した際、処刑せずに逆に利用し、偽情報を流して敵を混乱させる高度な諜報戦術。三国志では曹操が袁紹の間者を利用した官渡の戦いや、諸葛亮の反間工作が有名。

離間の計 - 敵を内部から分裂させる究極の心理戦術

兵法三十六計の第33計。敵の内部関係を巧みに操作し、信頼関係を破綻させて分裂・自滅へと導く計略。三国志では諸葛亮が曹操軍の将軍たちを疑心暗鬼に陥れた北伐での使用が有名。

空城の計 - 諸葛亮の心理戦の極致

兵法三十六計の第32計。兵力が圧倒的に不足している時、あえて城門を開け放ち、敵に罠があると錯覚させて撤退させる心理戦術。三国志演義では諸葛亮が司馬懿を退けた名場面として描かれる。

美人計 - 美女を使って敵を堕落させる古典的謀略

兵法三十六計の第31計。美女の魅力で敵の君主や重臣を惑わし、政治的判断力を失わせて自滅に導く計略。三国志では貂蝉を使った王允の董卓・呂布離間工作が最も有名だが、歴史上では西施や王昭君の故事でも知られる。

苦肉の計 - 自らを犠牲にして敵を欺く究極の偽装工作

兵法三十六計の第36計。自らの身体に痛みを与え、敵に対する恨みや降伏の意志があるかのように偽装して相手を欺く計略。三国志では黄蓋が周瑜に鞭打たれ、曹操への偽装投降を成功させた赤壁の戦いが有名。

駆虎呑狼の計 - 強敵同士を戦わせ漁夫の利を得る戦術

兵法三十六計の第14計。二つの強大な敵対勢力を戦わせ、両者が疲弊したところで第三者が利益を得る計略。三国志では袁紹と公孫瓚を戦わせた董卓、曹操と袁術を衝突させた諸策略が有名。